平成29年度近畿運輸局バリアフリー化推進功労者表彰を受賞しました
[平成29年12月1日] |
大阪市交通局が、近畿運輸局の主催する「平成29年度近畿運輸局バリアフリー化推進功労者表彰式」においてバリアフリー化推進功労者表彰を受賞しました。
大阪市交通局においてこれまで取り組んできたエレベーター設置や可動式ホーム柵整備、多機能トイレ設置などについて、総合的なバリアフリー化として高い評価をいただきました。
今後も、お客さまに地下鉄を安心してご利用いただけるよう取り組んでまいります。
- バリアフリー化推進功労者表彰について
「高齢者、障がい者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)の趣旨を踏まえ、公共交通機関、道路、建築物等の総合的かつ一体的なバリアフリー化を進めるとともに、国民のバリアフリーに関する意識啓発に努めるため、近畿運輸局管内に所在し、バリアフリー化の推進に多大な貢献が認められた個人又は団体を表彰し、優れた取り組みを広く普及・奨励することを目的として、平成20年度に創設されました。 - 受賞内容
『駅施設におけるエレベーターや可動式ホーム柵を整備することによる総合的なバリアフリー化について』 - 大阪市交通局の取り組み及び講評
(1)取り組み
大阪市交通局は、地下鉄として初めてエレベーターを設置して以降、ホームから地上まで移動できるよう全駅にエレベーターを設置し、ワンルート整備しました。また、地下鉄各路線間の乗り換えや他社線への乗り換えもできるようにエレベーターを整備しました。可動式ホーム柵の設置時に電車とホーム間の段差や隙間を解消する整備を進めていることや、多機能トイレに使用が集中しないように工夫するなど、ハード面における駅施設の改善に取り組んでいます。
ソフト面では職員全員による見守り体制を構築し、一般のお客さまにも共助のお願いに努めています。
- 地下鉄駅間の乗換エレベーター
- 他社線乗換エレベーター
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- 可動式ホーム柵
- 段差なくスムーズに乗車可
段差・隙間解消
多機能トイレ
(2)講評
可動式ホーム柵の整備とともに、併せてホームを嵩上げして段差の解消や、車両とホームとの隙間を埋める櫛状ゴムを自ら開発・設置し、車椅子利用者でも自力で乗降できるようにする等、創意工夫をこらし、率先してバリアフリー化対策に力を入れて取り組んでいることを高く評価した。
(選考委員長:田中 直人氏(島根大学大学院 総合理工学研究科 特任教授))