Osaka Metro 御堂筋線 梅田駅での停止信号の行き過ぎについて

[2024年7月1日]
 2024年7月1日(月曜日)9時13分頃Osaka Metro 御堂筋線 梅田駅で、列車が通常停止位置を超え、停止信号機を約5.5メートル行き過ぎて停止する事案が発生しました。
 ご利用のお客さまには、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
 なお、お客さまにお怪我はありませんでした。

1 発生場所
Osaka Metro 御堂筋線 梅田駅
(大阪市北区角田町8番6号)

2 発生日時
2024年7月1日(月曜日)9時13分頃

3 当該列車
8時39分箕面萱野発なかもず行 10両編成(約1,100人乗車)

4 当該乗務員
運転士 経験年数5年3か月

5 発生状況
Osaka Metro 御堂筋線 箕面萱野発なかもず行の列車が梅田駅において、通常停止位置を超え、停止信号機を約5.5メートル行き過ぎて停止しました。
その後、列車は車掌の後方監視のもと、梅田駅の通常停止位置まで後退し、お客さまに乗降いただいた後、約15分遅れで出発しました。

6 影響
お客さまにお怪我等はありませんでした。
当該列車と後続の計35列車で最大約15分の遅延が発生し、約10,000人のお客さまにご迷惑をおかけしました。

7 原因
御堂筋線では、駅停車時に可動式ホーム柵と車両扉の位置を確実に合わせるため、自動で所定の停止位置に停止するようブレーキ操作を行う定位置停止装置(TASC:Train Automatic Stop Control)による運転を行っています。
今回、当該列車が中津駅から梅田駅のトンネル内で、停止信号で停車した際に、運転士が運転キー(運転操作を行うための鍵)を「切」にしたことにより、定位置停止装置への情報がなくなった状態になっていました。
運転士は、出発時に運転キーを「入」にしたことで、定位置停止装置が働くと思い込み、梅田駅に入駅したところ、定位置停止装置によるブレーキが働かなかったことから、ブレーキ操作を行いましたが、通常停止位置を11メートル行き過ぎ、これにより停止信号機を5.5メートル行き過ぎて停車したものです。

8 対策
今回の事態を全乗務員に周知し、駅間などでの停車時には運転キーを操作しないよう徹底します。

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