- 2026年08月26日その他
- 駅構内のにおい対策に向けて大阪公立大学との共同実証実験を行っています
Osaka Metro は、大阪公立大学と共同で、光触媒を使った駅構内の臭気環境改善の実証実験を行っています。今回の実証実験では、駅構内で光触媒を塗布することで、光の力でにおいの原因にアプローチし、においの軽減効果や持続性を検証します。
本実証実験は、大阪公立大学のMulcoプロジェクト※1の一環でもある「共創研究グループ創成⽀援事業(加速⽀援)」にも採択されており、大阪公立大学大阪国際感染症研究センター※2および大学院工学研究科が中心となって進める研究プロジェクト「光触媒※3を用いたマクロ感染症制御および都市衛生環境改善に向けた研究」にOsaka Metro が参画する形で実施するものです。
Osaka Metro と大阪公立大学は、包括連携協定※4に基づき、それぞれが有する知見や資源を活用しながら、都市課題の解決や地域社会への貢献に資する取組みを進めています。大学の専門的知見と、Osaka Metro が有する実環境での検証フィールドを組み合わせることで、駅構内におけるにおい対策の有効性を科学的に検証します。
臭気環境改善の実証実験は、ブランド価値の向上や、お客さまの満足度向上を目指し、Osaka Metro の課題を分析し改善策を提案する若手社員主体のプロジェクト「お客さま満足度向上プロジェクト」が主体となり、実施しています。
Osaka Metro は、今後もお客さまにとってより快適な駅環境の実現に向け、取組みを進めてまいります。
1.実証実験の概要
(1)目的
駅構内におけるにおい対策として、光触媒による臭気低減効果および持続性を検証し、今後の駅環境改善に向けた活用可能性を確認します。
(2)実施期間
2026年7月6日(月曜日)から2026年9月下旬まで(予定)
(3)対象駅
Osaka Metro 駅構内(守口駅・堺筋本町駅・九条駅・弁天町駅)
(4)実施箇所
駅出入口、トイレ周辺等、においが気になりやすい箇所
※詳細な実施箇所は、駅の状況に応じて設定します。
【測定装置:パッシブインジケーター※5】
- 現地設置(専用ケースで水気から保護)

- 時間経過による変色の様子

【作業イメージ:光触媒塗布】

2.用語解説
※1 Mulcoプロジェクト ≪共創研究グループ創成支援事業(加速支援)≫
大学と行政、民間企業等との共創によって取り組んできた「都市シンクタンク」に資する研究テーマを、事業化して社会実装することを支援している大学事業。
ホームページ:Mulcoプロジェクト|大阪公立大学、都市シンクタンク機能|大阪公立大学
※2 大阪公立大学大阪国際感染症研究センター
大阪公立大学に設置された、感染症対策に関する研究拠点。感染症を社会全体の課題として捉え、医学・公衆衛生に加え、都市環境、社会環境、生活環境など多様な分野の知見を結集した「マクロ感染症学」により、感染症に強いまちづくりに取り組んでいる。
本実証実験では、都市の社会環境も感染症制御に関わる重要な要因の一つと捉え、快適な都市環境を整えることで健康の維持・増進を図る「ゼロ次予防」の考え方に基づき、駅構内における臭気環境の改善に着目している。
ホームページ:大阪国際感染症研究センター|大阪公立大学
※3 光触媒
光の照射によって表面で化学反応を起こし、活性酸素種を生成する材料。菌、ウイルス、有機物、臭気成分などを酸化分解する作用が期待される。
※4 包括連携協定
大阪公立大学、大阪公立大学工業高等専門学校等を設置する公立大学法人大阪とOsaka Metro は、都市課題を解決し、大阪を起点に関西の発展に寄与することを目的として、2023年8月10日(木曜日)に包括連携協定を締結している。
※5 パッシブインジケーター
電源やポンプを用いず、対象成分を自然拡散により捕集する測定手法または測定器具。臭気成分の簡便な調査などに用いられる。
3.共同研究者
大阪公立大学 秋吉優史准教授(大学院工学研究科 量子放射線系専攻)
専門分野は放射線安全管理、放射線教育コンテンツの開発などですが、近年は工学的な感染症対策に関する研究に取り組んでおり、今回の実証実験では光触媒の特性評価や現地環境における効果検証を行います。

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